万年筆
前のエントリで挙げた中屋万年筆と同じ日に使い始めたもう一本、ペリカンM805 ヴァイブラントブルー。 tome-zoh.hatenablog.com ペリカンM800はド定番なのでいつかは使ってみたいと思っていたけど、値段からなかなか手を出せなかった。そんな折小金ができた…
40歳の記念にオーダーして、昨年の年明けから使い始めた中屋万年筆の黒溜。 tome-zoh.hatenablog.com 使い始めから流石の使い心地で、エボナイトの軽さと漆のしっとりとした手触り、太めの軸がとても素晴らしい。余計なものを削ぎ落とした実用の美だね、飽き…
パイロットのカクノは以前にもエントリをあげたことがある。 tome-zoh.hatenablog.com 今もたまに娘のを借りて楽しんでいるのだけど、このたび透明軸が出たと聞いて自分用に一本購入してみた。娘のカクノはFなのだが、ちょっと僕には線が細すぎるのでMを選択…
カレンはずっと欲しいというか試してみたい万年筆の一本だった。とはいえ新品となると購入をためらう価格でもあるので、中古で出物があればという気持ちでのんびりと探していた。 それが先日、オークションを覗いているとあまり説明のないカレンっぽいペンが…
tome-zoh.hatenablog.com こちらのエントリの続き。 ラミー サファリにカリグラフィペン先をつけて、肝心の書き味をレビューしてみようということで。 カリグラフィペン先の見た目。ご覧のとおりペン先は先端を切り落としたような形状をしている。そのため実…
tome-zoh.hatenablog.com このエントリで予告のとおり、ラミーjoyのカリグラフィペン先を入手したので、手持ちのサファリのペン先を交換してみようと思う。 いや、本当は嬉しくなっちゃってすでに交換して試しているのだけど、エントリにしたいので改めて通…
いつも店頭の試し書きでちょっといじっては、まあ鉄ペンだな、とこれまでちゃんと向き合ってこなかったのがラミーサファリ。 これだけ万年筆いじっているならやっぱり一度は所有して使ってみないと、ということで縁あって2012年限定カラーのグリーンを手元に…
クロスというと自分の中ではウォーターマンと並んで人からいただく高級舶来ボールペンのブランド、というイメージがある。リフィルの書き味は今となってはいまひとつで互換性に乏しいのが難点だけど、安定感は抜群。スーツのおっさんによく似合うペン、そん…
tome-zoh.hatenablog.com tome-zoh.hatenablog.com tome-zoh.hatenablog.com パーカー75を復活させる一連のエントリは今回で完結編。 前回までは特に特別なものを使わなくても何とかなるよということでやってきたけど、今回は仕上げにちょっと道具を使う。と…
tome-zoh.hatenablog.com tome-zoh.hatenablog.com 軸はだいぶきれいになった。というわけで今度はペン先洗浄編。 首軸とコンバーターは流水で一通りインクを洗い流して、水の中に沈めて数十分。 こびりついていたのはブルーのインクだったので、当然ながら…
tome-zoh.hatenablog.com 続き。今回は軸の復活編ということで。 前回の洗浄開始の時に、胴軸とキャップも洗った上でしばらく首軸とかと一緒に水に漬けておいた。目的は付着しているものが浮かせれば落ちるかな、という目論見と、キャップの中のインク汚れを…
パーカー75はすでに1本持っているのだが、何の気なしにオークションを覗いていたらボロボロな外見のこれが出ていた。出品者の写真をよく見ると、アタリやペン先の曲がりなんかもなさそうで、ただ汚いだけで手入れすればそれなりになるんじゃないかと思い、つ…
カヴェコの万年筆はなかなか面白いラインナップの構成となっていて、基本的に販売段階ではスチール、線幅Mのペン先がついていて、追加料金で線幅の異なるペン先やモデルによっては14Kのペン先に交換ができるというもの。 カヴェコクラシックスポーツを入手…
普段買ってないけどインクの色見本目当てで買ってみた趣味の文具箱 vol.40。 その中で見つけた、ショップオリジナルインクの中でひときわ異彩を放つ、上州焼きまんじゅうブラウンの文字列。 …気づかなかった、店舗行ったら探してみよ。 趣味の文具箱 Vol.40…
あけましておめでとうございます。 昨年、年末のちょっと中途半端な時期にやってきた2本の万年筆。収めるべきケースも準備できた、ということで元日だけど早速インクを入れてみた。 中屋にはプラチナブルーブラックを、M805にはペリカンロイヤルブルーをそれ…
シェーファーといえばブランドのアイデンティティともいうべきが菱形のインレイニブ。シャープで美しいデザインと、長めの穂先を反らせることで弾力を与えて書き味を柔らかくさせた、唯一無二のペン先だ。 現行ではPFMやインペリアルの系譜であるレガシーヘ…
マニアと呼ぶには程遠いが、気づけばそれなりの数の万年筆をこれまで手にはしてきた。そんな中で、なかなか高価な定番品はいつかは、と思いつつ手を出せないでいた。 ペリカンスーベーレンM800もその中のひとつ。M400は以前に所有していたことはあったけどね…
40歳の記念にと、誕生日に注文をした中屋の万年筆が届いた。 tome-zoh.hatenablog.com ほぼ丸三ヶ月、長く待ったような、そうでもないような。いつ来るか待ち遠しかったのに、いざ発送連絡を受けるともう少しワクワクした気持ちを楽しんでいたかったとか思っ…
セーラーのプロムナードを買ってみた。 このクラスではカスタム74は94年製と古いものとはいえ持っているし、#3776センチュリーはいずれ届く中屋とペン先が被る。ということでまだ持っていないセーラーの万年筆を試してみたくなったというのがきっかけ。 国産…
先日FAニブのところで触れていたらなんとなく欲しくなって、なんとなくオークションで入手してしまった、エラボー。こちらは現行ではなく、先代モデル。ナミキファルコンとして輸出していたモデルの国内版だね。 試筆レベルで惚れ惚れするような逸品だし、価…
カスタムヘリテイジ912の続き、パイロットが誇る軟調ニブ、フォルカン(FA)について語ってみたい。 このペン先は10号ペン先を着けるカスタム742、カスタムヘリテイジ912、さらに大型のペン先を着けるカスタム743で選択可能。 まずこちら、見た目が明らかにお…
パイロットのラインナップで、金ペンの中核をなすシリーズ、カスタム。こちらのさらに中核となるモデルには2桁の数字(創業何年目に発売というのを表す?)に、中級以上では価格帯を示す数字が入る。845は定価5万円、743は3万円、742、912は2万円、74、91は1…
40歳になりました。 40歳の誕生日、向こう10年くらい頑張る励みになるような何か記念のものが欲しい、と前から思っていて。今年の初めくらいにはやっぱり万年筆にしよう、とは思っていたのだけど、奥さんの妊娠でなかなか都内まで出かけてゆっくり自分の買い…
とっても久々の更新。一度リズムが狂うとなかなか、ね。 というわけで今回は万年筆の復権? にひと役買った、豊富な日本の色をイメージしたパイロットのインクシリーズ、iroshizuku<色彩雫>。こちらには通常のボトルに加えて、ミニボトル3本セットという商品…
仕事がわけがわからないくらいの忙しさで、届いてはいたもののなかなか開封できなかった超音波洗浄機。GWになってようやく開封。 とりあえず、洗ってしまっておいたチャールストンのペン先を洗浄に使っている綿棒のケースに沈めて、ケースごと水を張った超…
最近入手した古い万年筆が完全に詰まってしまっていて、修理に出すのもいいけど、まず自分でやれることは、と思って、ついに手を出してしまった。 まあ、夫婦ともに眼鏡で奥さんは2本、僕は4本+サングラスとかあるし、まあいいよね。。。 TWINBIRD 超音波洗…
公私ともに忙しい季節で、どうにも更新が滞りがちな今日この頃。 先日のペンクリのときに、今年幼稚園の年長になる娘に、パイロットのkakunoを買ってあげた。ペンの持ち方と筆圧のコントロールを覚えてもらうのにはいいんじゃないかな、という想いが…。 はい…
行きつけの文具店でペンクリニックの案内を見つけたのが2月のこと。予約制だったのでその場で予約して、さてどれを調整してもらおうかとあれこれ悩む日々。今回のはパイロット主催のだったのだけど、一人二本、メーカー問わずとのこと。それでも礼儀としてパ…
万年筆のレビュー、ちょっと間が空いてしまったけど、今回はソネットの2本目、初期型シズレをお送りしようかと。スターリングシルバー素材のシズレと呼ばれる格子模様のデザインは、パーカー75から引き継がれた伝統の、いわばパーカーの顔と言っていいデザイ…
パイロット万年筆のラインナップを見ていると、ひときわ異彩を放つ存在がある。デラックス漆。細身のボディーに無地漆塗り、14金の小型ペン先の万年筆。デラックス、というシリーズが昔あったのかな? それの豪華バージョンがそれだけラインナップに残ったと…