紙の上にぐるぐると。

文房具なんかを中心に、興味のあることをつらつらと。

ボロボロの万年筆 パーカー75 スターリングシルバー 復活計画②

tome-zoh.hatenablog.com

続き。今回は軸の復活編ということで。

 

前回の洗浄開始の時に、胴軸とキャップも洗った上でしばらく首軸とかと一緒に水に漬けておいた。目的は付着しているものが浮かせれば落ちるかな、という目論見と、キャップの中のインク汚れをきれいにすること。

こういうのは漆なんかは長時間水に漬けておくと剥がれる危険があるのかもしれないが、金属軸はメッキでもよほどのことがない限り剥がれることはないし、ましてやスターリングシルバー軸。あとで磨けば何とでもなる。

 

幸い付着物は数時間水に漬けておいて指でこすっただけで落ちた。マスキングテープみたいな紙テープが固着していたみたいだ。これで一番の懸念が無くなった、あとは磨くだけだ。

f:id:tome_zoh:20170211102731j:image

さて、これを磨く。目の細かいサンドペーパーでもいいし銀磨き布とか、銀製品を磨く手段なんていうのはネットにいくらでも転がっている。今回はどの家にでもあるもの、というわけでこれ。
f:id:tome_zoh:20170211102744j:image

はい、歯磨き粉と折りたたんだラップ。ラップでなく歯ブラシなんかでもいい。歯磨き粉はガラスの水垢落としなんかでも使える簡易研磨剤なんだな。

歯磨き粉をちょっとラップにとり、軸は水で少し濡らして、とにかくこする。するとみるみるうちにきれいになっていく。実行するときは手が結構汚れるのでゴム手袋推奨。

 

こちらが研磨前。

f:id:tome_zoh:20170211102802j:image

ものの10分ほど磨くと、こうなる。

f:id:tome_zoh:20170211102823j:image

f:id:tome_zoh:20170211102906j:image

f:id:tome_zoh:20170211102929j:image

ね、なかなかのものでしょ。このみるみるうちにきれいになっていくのが気持ちいいんだな。

まだ細かい汚れとか、酸化したところが残っているのでもう少しやってみてもいいかな。

 

というわけで軸は一応の復活!