紙の上にぐるぐると。

文房具なんかを中心に、興味のあることをつらつらと。

ピンポイントで温める、昔の知恵の応用編 せんねん灸

案の定職場での異動があったら忙しいったらありゃしない。というわけでしばらくぶりの更新となってしまった…。

 

今シーズンは腰痛防止のためにもとにかく身体の冷えをなんとかしよう、とあれこれ試行錯誤しているわけだが、そんな中でふと思い出したものがあった。

今は亡き父親がなぜか凝っていたせんねん灸。よく肩だとか背中だとかに据えさせられていた。今の僕は当時の父と同じくらいの歳、うんもうそろそろいいんじゃないかな。

 

というわけで買ってみた、最初なので軽めのやつ。

せんねん灸オフ竹生島 340点入

せんねん灸オフ竹生島 340点入

 

こちらはシールのついた中央の空いた円形の台座の上に保温のためのアルミ、もぐさを紙巻にしたもののが整形されていて、紙巻もぐさに火をつけてツボに貼るとその熱や薬効が下に伝わり、かつアルミが熱せられて温熱効果が得られるという構造。基本的に熱さのランク付けはこの台座の厚みの違いである模様。このソフトは一番台座が厚く、熱の伝わりは穏やか。

 

 肩こりと僕ほどではないけど腰痛に悩む奥さんも興味あるみたいで、腰やら肩にお互い据えあってみた。

 

でもって、これがなかなかいいんだ。

 

もぐさのやさしい香りと、ほんのりじわじわ温かく、最後のほうでちょっと熱さがチリっとくる。昔祖父に連れられて据えられたガチのお灸(地獄のようだった…。)とは比べ物にならないくらい心地いい。

表面のアルミ部分が冷めたらはがして、すぐに衣類で保温すると、お灸を据えた部分はピンポントで温かい。

 

ただ、気を付けなければならないところももちろんある。

まず、火を使うので引火にはくれぐれも注意。お灸を据えている間の衣類や、燃えさしの処分などは気を付けて。また、火を使う性質上、どうしても据える部分をはだけさせる必要があるので、据える部分以外が外気にさらされるわけで、腰や肩に据える場合は保温方法を検討する必要がある。

それに、腰や肩なんかは一人で据えるのはちょっと難しい。誰か手伝ってくれる人がいないとなかなか難しいかもしれない。

 

とはいえ、寝る前のリラックスできる時間なんかに数個据えてみる、なんてのは精神的んとてもいいと思うので、興味あったらぜひ試してみるといいと思う。