紙の上にぐるぐると。

文房具なんかを中心に、興味のあることをつらつらと。

LAMMY 2000 万年筆もいいんだよ。

LAMMY2000というと、4色ボールペンの評判が良くて、そのほかのシリーズはなんとなく陰に隠れがちな印象なんだけど、やっぱり王道はこっちでしょ。ちょっとお値段は張るけど、万年筆の入り口にもいいので、4色ボールペン使ってる人、こっちにも来てみないかい?

 

このペンをひとことで言うと ザ・道具。

 

伊達に50年もラインナップされてない、というくらいに、華美ではないけど飽きのこないデザイン。今こんなデザインのペンができるか?? この華美ではないというのは実は結構重要だと思う。これみよがし感強いとなんとなく人前で使いづらいんだよね。14金のフーデットニブとか、同軸と尻軸の継ぎ目の処理のきれいさとか、吸入式なところとか、なかなか凝っている道具。  

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一昨年くらいに大幅に値上げしてしまったけど、現在でも吸入式金ペンでは最廉価なんじゃないかな? 僕が購入した時は値上げ直後の在庫品で1万2,000円くらいで、ペリカンのM200(こちらは吸入式スチールペン)とほぼ同じだった。

 

 僕のはペン先EF。14金のペン先は、フードで半ば隠れているからか、硬めなんだけど、うまく圧力をいなしているんだろうね、紙への当たりが柔らかい。金ペンは硬いペン先でもこの当たりの柔らかさが魅力だと思う。筆圧が強めの人でも使いやすいと思うよ。線幅は太いという評判を見ていたけど、少なくともEFに関しては、むしろ舶来にしては細めなんじゃないかな。シュっとした切れ味のいい線が書けるので、わりと日本語の表記に向いていると思う。

 

この細い線と嵌合式というところが普段使いに実にいいんだ。嵌合式にもパチンとはまるものからスッと収まるもの、押し込むようなものまでいろいろあるんだけど、LAMMY2000のキャップはチッと音を立ててはまってくれる。嵌合式だけどペン先が乾きやすいという心配も、そこまでしなくて大丈夫。

 

唯一、難点はペン先の結露。冬場は朝、ペン先に水滴がついていることがしばしばで、書き出しが薄れるんだよなあ。個体差なのかもしれないけど、これがなければノート用に最高なんだけどね。

 

本当に値上がりが惜しいよなあ。

 

 

 

 

 

ラミー 万年筆 ペン先EF(極細字) 2000 L01-EF 吸入式 正規輸入品

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