紙の上にぐるぐると。

文房具なんかを中心に、興味のあることをつらつらと。

初ボーナスで買う1本目の腕時計を考えてみる。

前エントリで腕時計に触れたし、きっかけとなったのがボーナスということでもあるので、今回は初ボーナスで買う腕時計、ということについての持論を残しておいてみようと。

まあおっさんのお節介というかまじないというかなんだけど、お暇ならお付き合いを。

 

前提は、スーツで仕事をする20代事務職・営業職男性、予算5万円前後としてみる。まあいわゆる普通のサラリーマンだね。

 

僕の勧める条件はこんな。これで向こう10年、オンの主力で使える。

 

・アナログ、三針、デイトあり

・クォーツ電波ソーラー

・金属バンド、できればチタン。

・文字盤色は特に気にしない。

 

アナログ、三針、デイト有り

要はデジタルやクロノグラフ、ベゼルが派手になるダイバーズは避けた方がいい、ということ。そういうのは2本目以降でどうぞ。このへんはわざわざスーツに合わせる時計として選ぶ必要はない。クロノグラフやダイバーズはわりとスーツで付けている人も多いけど、何せ派手で目をひきやすい。人が羨むような品なら主張としてともかく、この価格帯だったら避けたほうが吉。趣味で必要なら、そのために2本目として買って併用するのがいい。

 

クォーツ電波ソーラー

これも要はこの価格帯の機械式は1本目に選ぶ必要ないよ、ということだね。機械式は数年ごとに数万円のメンテナンス費用かかるうえに精度は良くないし、2日くらい放置するとゼンマイが切れる。それに付き合える人のものだから、もっと覚悟を決めてからで遅くないし、その時にもクォーツ電波ソーラーはサブ機として活躍できる。

また、クォーツでそこそこのものを買うなら、電波ソーラーを勧める。絶対的な正確性とノーメンテは安心感あるよ。身も蓋もないこと言っちゃうと、スマホより正確でない時計は宝飾品としてか趣味のもの以外でつける意義は感じないな。形だけ腕時計が必要というなら割り切ってもっと予算下げたほうがいい。

 

金属バンド、できればチタン。

よくフォーマルには靴の色と合わせた革バンドとか言うけど、そんなの自分の上司見てればわかると思うが普通のサラリーマンは気にする必要ない。フォーマルのドレスコードを自主的に気取るならまだしも、それが、特に腕時計の格まで含めて必要になる場に出る機会なんてまずないし、必須になる仕事なのならもう持ってるでしょ。

革バンドはその靴の色と合わせる縛りもあって、合わせていないのがむしろ不自然になるし、夏場は臭いや衛生的な問題。革そのものの劣化もあるので、2本目としてピンポイントで使えるものが使いやすいと思う。黒い靴を穿くときだけ使う黒革バンドの時計、とかね。

で、金属バンドはこの価格帯ならチタンも選択肢に入る。軽くて金属かぶれも起こしにくいので道具としての付き合いやすさが格段に高いよ。

 

文字盤色は特に気にしない。

これもフォーマルは白とか言うけど、気にする必要ないと思うな。派手な色やゴチャゴチャしたデザインは避けた方がいいとは思うけどね。黒・白・青ベースなら間違いないし、オシアナスみたいに差し色的に派手な色が入る分には若々しくていいと思う。

 

で、じゃあ具体的にどんなのがいいか、というと僕のお勧めはシチズン アテッサエコドライブかカシオ オシアナス三針モデル。具体的なモデルではこんな感じ。

[カシオ]CASIO 腕時計 オシアナス 電波ソーラー OCW-S100-1AJF メンズ

[カシオ]CASIO 腕時計 オシアナス 電波ソーラー OCW-S100-1AJF メンズ

 

 だいたい5万円前後。これにセイコーだったらブライツなんかもいいけど、メーカーにこだわりないならクォーツとエコドライブの信頼性もあってアテッサを勧める。

 

とまあ、いろいろ挙げてみたけど、挙げたモデル見てもらえばわかる通り、要は機能重視で悪目立ちしない、どこに出ても無難なものがいいよ、ということ。僕が前エントリで取り上げたG-SHOCKやプロトレックみたいな趣味に振ったものは2本目以降にオフ用として楽しんで、たまにオンに持ち込むくらいがいいと思う。

それにこのクラスのスタンダードな時計は、この先腕時計に興味が深まって、別のものを手にした際にも、抑えの一本として十分役立ってくれるよ。