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紙の上にぐるぐると。

文房具なんかを中心に、興味のあることをつらつらと。

実直なベストセラー万年筆 ラミー サファリ

いつも店頭の試し書きでちょっといじっては、まあ鉄ペンだな、とこれまでちゃんと向き合ってこなかったのがラミーサファリ

これだけ万年筆いじっているならやっぱり一度は所有して使ってみないと、ということで縁あって2012年限定カラーのグリーンを手元に迎えた。

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サファリは定番カラーもいいけど、毎年出る限定カラーがポップで面白い。これは凝りだすと集めたくなるな。

 これくらいの価格帯のものは、変に高級志向でかえって安っぽさが目だってしまうより、等身大の素材感でデザインや基本性能を希求しているほうが好感が持てる。カクノやサファリが売れているのも、そういうところなんだろうな。

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嵌合の感じやクリップに感じる堅牢さもさることながら、その思想の典型は、このインク窓だと思う。ただくりぬかれているだけなのだが、これが非常に便利。このデザインは高級品では絶対できないよ。

 

ボディは大ぶり。この辺はなんだかんだ舶来品なんだな。でも、オールプラで軽いこともあり、キャップを後ろに挿しても挿さなくても、バランスは良い。この辺、アルスターではどうなんだろう?

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スチール製のペン先は当たり前だけど硬い。それなりの厚みがあるからなのか、非常に素直な書き味で、面白味はないけどこれはこれで快適。硬さをうまく活かしていてとても扱いやすい。

書き味が素直なので、万年筆初心者にも向いている。でも、もしサファリを一本目に使うなら、2本目にはぜひ金ペンを奮発して、サファリとは対極のペン先の繊細さを味わってほしい。

 

万年筆の中では安価な部類のペンではあるけど、その価格でできることを素材も方向性も実直に追い求めた、というのがよくわかるし、その結果として堅牢でガシガシ使えるものに仕上がった、というのが愛される所以なんだろうな。

 

金ペンあれこれ使ってきてもサファリは特別、とか、結局普段使いはサファリに落ち着く、という気持ちはなんとなく理解できる気がする。いやー、やっぱり名品だわ。

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そしてこちらのサファリはもう少し楽しんだらちょっとやりたいこともある。その辺はまたおいおい。