紙の上にぐるぐると。

文房具なんかを中心に、興味のあることをつらつらと。

一生もののボールペンを、パーカータイプG2リフィルで。 ~ゲルインク編~

ゲルインクのボールペンは、僕の中では、安価で色が豊富なので複数の色をガンガン使うもの、というイメージがある。とても優秀なものではあるのだけど、どうもオフィシャル感がないというか…。個人的にはクレジットカードの署名などでゲルインクのボールペン出されるのはちょっと嫌。とくに感熱紙との相性がなあ。

 

でも、それだけに普段使いにはもってこいなので、とにかくノートをよくとったりメモを書きなぐるような人には強い味方になりうる。その分減りは早いし、ゲルインクは油性に比べてどうしても筆記可能距離は短いので、コストパフォーマンスは決していいとは言えないかもしれない。

 

パーカータイプのリフィルにはゲルインクがいくつか存在する。定番はOHTOのニードルポイント。色は黒しかないのが残念だけど、とにかくコストパフォーマンスがいい。ニードルポイントは好みが分かれるかな。特にパーカータイプのリフィルを使うようなペンだと基本的にどっしりしたボディのものが多いので、ちょっとペン先がデザインを損なうような違和感を覚えるように思う。気にならないなら、これに勝る選択はない。僕は気になるのでいまいち手をだせていない。

 

オート 替芯 ゲル替芯5本箱 PG-805NPクロ/5P

オート 替芯 ゲル替芯5本箱 PG-805NPクロ/5P

 

 

色が豊富なのはS.T.デュポンやモンテベルデ。置いてあるところは限られるけど、ネットで購入は可能。こちらはニードルポイントではなく、ペン先はしっくりくる感じ。

 

今回、モンテベルデのブルーブラックを入手して、手持ちのアウロラ イプシロンに入れてみた。

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海外製でゲルインクにしては線幅が太いからか、書き味はゲルというより水性ボールペンに近いかな、ペン先の当たりは滑らかでスルスル書ける感じ。家にあったサラサクリプよりもかなりいい書き心地。

残念ながらOHTOに比べて値段高めなのでコストパフォーマンスは良くない。でも、これは思っていた以上にいい。手元にいつもあって日常の相棒として使うのには向いているかな。

 

パーカータイプでゲルインクを選択する、というのはあまりエレガントでない軸に入れて日々の相棒にするのがベストな選択だと思う。実際僕はこの後、ファーバーカステルグリップ2011に移し替えた。

でも、大事なペンの替芯の選択肢に入れておくと、マンネリ化した相棒のヘビーユーズ期間を作れてメリハリができるんじゃないかな。そんな中継ぎ的な使い方もできそう。

 

次は、もうひとつの選択肢としての加圧式など。