紙の上にぐるぐると。

文房具なんかを中心に、興味のあることをつらつらと。

万年筆

パーカー ソネット チーゼルタータンGT 見た目派手だけど真面目な書き味。

というわけでソネット。まずはチーゼルタータンGTのほうからいきますかね。 ソネットは1993年の登場以来、何度か車で言うならフルモデルチェンジやマイナーチェンジを行っていて、年代によって書き味が全く変わる。ペン先のデザイン変更をフルモデルチェンジ…

えー、また新しいお友達が。

わりと最近シェーファーのトライアンフをオークションで落としてお迎えしたわけですよ。ちょっと詰まりがあったため苦戦しながらも、洗浄して無事に実用に供しましてね。というわけでシェーファー タルガ。いや、あまりにインレイニブがきれいだったので、三…

「最初には」買うべきでない万年筆 パーカー ソネット

否定的な物言いになるので、まず最初に言っておくと、僕はソネットが好きで、今も年代の異なる2本を愛用している、でもこれからレビューをしようという上で言っておきたいことがある。そういう視点からということでひとつ。 さて本題。 ソネットと言えば舶来…

初心者のための万年筆の洗い方基本編 とにかく時間が解決してくれる

万年筆は、たまに洗ってあげる癖をつけよう。 ボールペンの場合、リフィル交換すればペン先までリフレッシュされるけど、万年筆は構造上軸にペン先がくっついているのでそうはいかない。 ずっと同じインク(ただし水性染料のもの)で毎日使ってあげてれば洗浄…

ウォーターマン チャールストン 地味な実力派金ペン

ウォーターマンはスチールペン(ここでは金以外のスチール素材のペン先全体をさしてます。)が得意なメーカー。舶来メーカーは最近定価2~3万円クラスのものまでスチールペンが多くなってきていて、ウォーターマンはその筆頭格と言っていい。 そのウォーターマ…

LAMMY 2000 万年筆もいいんだよ。

LAMMY2000というと、4色ボールペンの評判が良くて、そのほかのシリーズはなんとなく陰に隠れがちな印象なんだけど、やっぱり王道はこっちでしょ。ちょっとお値段は張るけど、万年筆の入り口にもいいので、4色ボールペン使ってる人、こっちにも来てみないかい…

極黒 持っていると何かと便利な顔料インク

万年筆のインクというのは昔から水性の染料インクが基本。毛細管現象を利用したのが万年筆なのだから、乾いて詰まるというのは大敵なわけだ。もし乾いたとしても水でじっくり溶かせば何とかなる、それが水性染料インク。 でも、水に溶けるのは紙に乗ってから…

カキモリ 行ってきました。

行きたいなー、と思いつつなかなか行く機会がなかった、蔵前のカキモリさんにようやく行くことができた。関東在住とはいえ、都内まで出るのはどうにも億劫で、なかなか訪れることができなかった場所。 前から気になっていた、コンバーター使えるローラーボー…

パイロット エリートS22 古くてもじゅうぶん現役。

最初のレビューにふさわしいのはこれだろう、という一本から。 ある日実家の古いタンスを整理していて出てきた黒いショート万年筆。多分祖父が使っていたのだと思うけど、ひょっとしたら父だったのかもしれない。空っぽのカートリッジが刺さったそれは軸に大…

やあ、いらっしゃい。  2016年万年筆を始めてみようと思う人へ。

どうやら万年筆って面白そうだと思ってしまったあなたへ。 じゃあ一本、向こう3ヶ月楽しめる万年筆を探してみようか。 ん? Custom Namiki Falcon Resin Fountain Pen HD これがいい? うーん、ナミキファルコンの国内モデル、パイロットエラボーはそりゃ軟…

万年筆初心者が購入時にやってはいけないたったひとつのこと。

カクノを使ってみてでもみなくてでも、じゃあ一本気合い入れて万年筆買ってみようかな、と思ったあなたに、購入時にこれだけはやってはいけない、ということをひとつだけ言っておきたい。 ネームは入れるな! 以上 言い切るだけでは不親切なので、何でかを一…

こっちへくるかい?  2016年万年筆を始めてみようと思う人へ。

新年を迎えた。 いい区切りだし、大人っぽく、ちょっと気になっていた万年筆なんて試してみようかな、と思ったあなた。 …うん、悪いこと言わない、ボールペンがいいよ。 身も蓋もないこと言ってるけど、多分万年筆使ってる人ならうなずいてくれるんじゃない…