紙の上にぐるぐると。

文房具なんかを中心に、興味のあることをつらつらと。

レビュー

僕の、勝負ペン グラフ・フォン・ファーバーカステル ギロシェ BP

このボールペンは奥さんと婚約した年のまさに今日、誕生日プレゼントで彼女に買ってもらったペン。婚姻届やこれから訪れるであろう二人の大事なあれこれの書類を書くときに使うペンがほしい、ということでねだったもの。 要は僕の勝負ペン。 せっかく誕生日…

エレガントな機能美あふれる異端児 ウォーターマン カレン

カレンはずっと欲しいというか試してみたい万年筆の一本だった。とはいえ新品となると購入をためらう価格でもあるので、中古で出物があればという気持ちでのんびりと探していた。 それが先日、オークションを覗いているとあまり説明のないカレンっぽいペンが…

書くって楽しい、を再発見。 ラミー サファリにカリグラフィペン先

tome-zoh.hatenablog.com こちらのエントリの続き。 ラミー サファリにカリグラフィペン先をつけて、肝心の書き味をレビューしてみようということで。 カリグラフィペン先の見た目。ご覧のとおりペン先は先端を切り落としたような形状をしている。そのため実…

実直なベストセラー万年筆 ラミー サファリ

いつも店頭の試し書きでちょっといじっては、まあ鉄ペンだな、とこれまでちゃんと向き合ってこなかったのがラミーサファリ。 これだけ万年筆いじっているならやっぱり一度は所有して使ってみないと、ということで縁あって2012年限定カラーのグリーンを手元に…

言いようのないアンバランスさ クロス タウンゼント 14k

クロスというと自分の中ではウォーターマンと並んで人からいただく高級舶来ボールペンのブランド、というイメージがある。リフィルの書き味は今となってはいまひとつで互換性に乏しいのが難点だけど、安定感は抜群。スーツのおっさんによく似合うペン、そん…

札幌革職人館 二本差し万年筆ケース 質実剛健な革製品専門店の良品

tome-zoh.hatenablog.com こちらのエントリで逡巡していた二本差しペンケース選び。結局購入(一応奥さんからのクリスマスプレゼント)したのはこちら。 札幌革職人館 2本差 万年筆ケース ペンケース 日本製 牛革 オイルドレザー レッドブラウン 出版社/メー…

インレイニブの優等生 シェーファー タルガ スターリングシルバー

シェーファーといえばブランドのアイデンティティともいうべきが菱形のインレイニブ。シャープで美しいデザインと、長めの穂先を反らせることで弾力を与えて書き味を柔らかくさせた、唯一無二のペン先だ。 現行ではPFMやインペリアルの系譜であるレガシーヘ…

定番を、限定品だから。 ペリカンM805 ヴァイブラントブルー

マニアと呼ぶには程遠いが、気づけばそれなりの数の万年筆をこれまで手にはしてきた。そんな中で、なかなか高価な定番品はいつかは、と思いつつ手を出せないでいた。 ペリカンスーベーレンM800もその中のひとつ。M400は以前に所有していたことはあったけどね…

ボールペンリフィルアダプター 買ってみた。

以前の記事でもちょっと触れた、ボールペンのリフィルアダプターを買ってみた。 tome-zoh.hatenablog.com 今回試してみたのは、D1(4C)規格のリフィルをパーカータイプに変えるタイプのものだが、モンブランやラミーといった、主だったる舶来独自規格のものが…

ペリカン ストラⅢ 日本未発売のローエンドペリカン

ペリカンというと、どうもスーベーレンをはじめとした高級路線の品々ばかりを目にするけど、ローエンドモデルはどうなってるんだろうと調べていて見つけたの がストラだった。 ペリカン ボールペン ブラック ストラ 正規輸入品 出版社/メーカー: Pelikan メ…

パーカー インジェニュイティスリム パーカーゴリ押しの5thは確かに面白い

ずっと勘違いしていたのだけど、これってペンの種類というかシステムとしては5thテクノロジーという名称で、インジェニュイティというのはソネットとかデュオフォールドとかと同じライン名なんだね。で、インジェニュイティは5thのみで展開しているライン、…

パーカータイプ加圧リフィル比較 フィッシャーPR × シュミットMegaLine P950

このエントリはこちらの続きみたいなもの。 tome-zoh.hatenablog.com パーカータイプの油性加圧式リフィル、MegaLine P950を買ってみたので、これまで使ってきているフィッシャーのスペースペンPRリフィルとの比較とレビューでも。 フィッシャーPRリフィルは…

セーラー プロムナード 主力シリーズの廉価版、なんだけど。

セーラーのプロムナードを買ってみた。 このクラスではカスタム74は94年製と古いものとはいえ持っているし、#3776センチュリーはいずれ届く中屋とペン先が被る。ということでまだ持っていないセーラーの万年筆を試してみたくなったというのがきっかけ。 国産…

パイロット エラボー 手の届く軟調の逸品!

先日FAニブのところで触れていたらなんとなく欲しくなって、なんとなくオークションで入手してしまった、エラボー。こちらは現行ではなく、先代モデル。ナミキファルコンとして輸出していたモデルの国内版だね。 試筆レベルで惚れ惚れするような逸品だし、価…

TOMBOW ZOOM 101bc 影が薄いトンボ気合いの"道具"

トンボのZOOMシリーズが気になる、というより好きだ。ペン好きには手頃に思える価格帯で良質で国産離れした素晴らしいデザインがたまらない。ZOOM 505shは甥にあげて手放してしまったが、最近買った707shはもとよりずーっと昔に買った404shも現役で活躍中。 …

パイロット フォルカン(FA) 一度は味わって損なしな超軟調ニブ

カスタムヘリテイジ912の続き、パイロットが誇る軟調ニブ、フォルカン(FA)について語ってみたい。 このペン先は10号ペン先を着けるカスタム742、カスタムヘリテイジ912、さらに大型のペン先を着けるカスタム743で選択可能。 まずこちら、見た目が明らかにお…

パイロット カスタムヘリテイジ912 メインの一本または特殊ニブを楽しむ一本

パイロットのラインナップで、金ペンの中核をなすシリーズ、カスタム。こちらのさらに中核となるモデルには2桁の数字(創業何年目に発売というのを表す?)に、中級以上では価格帯を示す数字が入る。845は定価5万円、743は3万円、742、912は2万円、74、91は1…

パイロット kakuno 大人から子供まで 最初の一本、決定版

公私ともに忙しい季節で、どうにも更新が滞りがちな今日この頃。 先日のペンクリのときに、今年幼稚園の年長になる娘に、パイロットのkakunoを買ってあげた。ペンの持ち方と筆圧のコントロールを覚えてもらうのにはいいんじゃないかな、という想いが…。 はい…

事務仕事にいぶし銀の逸品 はりトルpro

事務の仕事を長年していると、お気に入りと言うにはちょっと違うんだけど、これだけは手放せない、というような文房具というものができてくる。そんな中で、僕がかれこれ15年は使っているのがこれ。資料作りをすることが多いので、当然修正も多くなるのだけ…

パーカーソネット シズレ 初期型ペン先の軟らかさをパーカーの「顔」で

万年筆のレビュー、ちょっと間が空いてしまったけど、今回はソネットの2本目、初期型シズレをお送りしようかと。スターリングシルバー素材のシズレと呼ばれる格子模様のデザインは、パーカー75から引き継がれた伝統の、いわばパーカーの顔と言っていいデザイ…

トンボ ZOOM707 ペンケースの片隅に心強い味方

もともとシャープペンは太軸のトンボのZOOM505shをメインに使っていたのだけど、甥の高校受験のお守り代わりにあげてしまった。旧トンボマークのやつだったのでちょっともったいなかったかな…。いや、結果甥は無事に難関の志望校に合格したので、まあそれは…

パイロット デラックス漆 キングオブ地味な実力者

パイロット万年筆のラインナップを見ていると、ひときわ異彩を放つ存在がある。デラックス漆。細身のボディーに無地漆塗り、14金の小型ペン先の万年筆。デラックス、というシリーズが昔あったのかな? それの豪華バージョンがそれだけラインナップに残ったと…

パーカー ソネット チーゼルタータンGT 見た目派手だけど真面目な書き味。

というわけでソネット。まずはチーゼルタータンGTのほうからいきますかね。 ソネットは1993年の登場以来、何度か車で言うならフルモデルチェンジやマイナーチェンジを行っていて、年代によって書き味が全く変わる。ペン先のデザイン変更をフルモデルチェンジ…

カランダッシュ849 ボールペンのプレゼントなんていかが?

バレンタインも近いね、僕には昔からあまり縁のない日だけど、奥さんと娘がいるから、ここしばらくは寂しい想いはせずに済んでいる、ありがたいことだ。 そんな時期なので、プレゼントという視点からのレビューをひとつ。 人にペンをプレゼントしたい、と言…

ウォーターマン チャールストン 地味な実力派金ペン

ウォーターマンはスチールペン(ここでは金以外のスチール素材のペン先全体をさしてます。)が得意なメーカー。舶来メーカーは最近定価2~3万円クラスのものまでスチールペンが多くなってきていて、ウォーターマンはその筆頭格と言っていい。 そのウォーターマ…

三菱 ユニボールエア 万年筆とも違う書き心地が楽しい。

ジェットストリームで油性ボールペンに革命を起こして不動の地位を築いた三菱鉛筆が、水性ボールペンでも意欲的な商品を出した、しかも万年筆に近い書き心地! というので、遅まきながら試してみたくなった。 0.7mmと0.5mmの線幅で、それぞれ黒、赤、青がラ…

カキモリ ローラーボール インクを楽しめるボールペン

先日カキモリさんで購入したローラーボール。コンバーターで好きな万年筆インクを使える水性ボールペンという、これがありそうでなかった商品なんだよね。カキモリさんは残念ながら通販やってないので実店舗で購入したのだけど、本当に素敵な目の付け所のペ…

LAMMY 2000 万年筆もいいんだよ。

LAMMY2000というと、4色ボールペンの評判が良くて、そのほかのシリーズはなんとなく陰に隠れがちな印象なんだけど、やっぱり王道はこっちでしょ。ちょっとお値段は張るけど、万年筆の入り口にもいいので、4色ボールペン使ってる人、こっちにも来てみないかい…

極黒 持っていると何かと便利な顔料インク

万年筆のインクというのは昔から水性の染料インクが基本。毛細管現象を利用したのが万年筆なのだから、乾いて詰まるというのは大敵なわけだ。もし乾いたとしても水でじっくり溶かせば何とかなる、それが水性染料インク。 でも、水に溶けるのは紙に乗ってから…

パイロット エリートS22 古くてもじゅうぶん現役。

最初のレビューにふさわしいのはこれだろう、という一本から。 ある日実家の古いタンスを整理していて出てきた黒いショート万年筆。多分祖父が使っていたのだと思うけど、ひょっとしたら父だったのかもしれない。空っぽのカートリッジが刺さったそれは軸に大…